cinema

"Sin City" Robert Rodriguez, @Katorza 思わせぶりの冒頭のシーンが(最後のシーンとあわせて)単に文字通り「思わせぶり」だっただけだとわかってがっくり。Benicio Del Toroってどうしてブサイクなのにあんなに二枚目の役が似合ってしまうのだろう。ブル…

le cinquieme empire (Manoel de Oliveira)@Katorza なんと客ひとりだけ。この映画こそUn film parleなんじゃないか。

"Last Days"(Gus Van Sant)@Katorza 「ジェリー」「エレファント」ときて、いつの間にかガス・ヴァン・サントってこういう人なんだ、ということになっているけど、過去作品をきちんと見直したいところ。「カウ・ガール・ブルース」以降まじめに見てなかった…

"HHH", Olivier Assayas, 1997@Cinematographe ホウ・シャオシェンってあんなカラオケおやじだったのか。いろいろなことに何か非常に納得がいく。見てよかった。

"Anthony Zimmer" (Jerome Salle, 2005@Gaumont) 途中まではよかったんだけど、どの辺から駄目になったのか。。イヴァン・アタルは結局アントニー・ジンメルだったのかどうなのか、疑問の余地を残しておいた方がよかったのに、「指紋」で証明されてしまった…

"Le plaisir" (Max Ophuls, 1952@Cinematographe) 『映画史』で何度も観た仮面男のダンス・シーンをやっと見れた。 追悼、Simone Simon。

『Jackie Brown』(Quentin Tarantino, 1997@Cinematographe) 見直していろいろな細部に感心。Jackie(Pam Grier)が札束を胸ポケットに入れて、脱衣所での取引シーンでは結局紙袋に戻すところとか、それだけで泣けた。Max(Robert Forster)が出てきたモール…

Memento(Christopher Nolan監督、2000@シネマトグラフ) 見逃していた映画を劇場で観れるというのは、シネマテークのないナントでは非常に珍しい機会。 夜はサッカー観戦。対マルセイユ。一時は2対0、あわや3点目か、というところまでいきながら、1点返…

Pat Garret and Billy the kid (Sam Peckinpah監督、1973年@シネマトグラフ) 人、死にすぎ。 今日発行のルモンドのおまけDVDは、マルセル・オフェルスのドキュメンタリー"Le chagrin et la pitie". シブすぎ。

Les larmes ameres de Petra von Kant (Fassbinder, 1971, @Katorza) 登場人物は女だけ、舞台は一部屋だけ。ハンナ・シグラが若い。

Ghosts of Mars (John Carpenter監督、2001年@シネマトグラフ) 火星人で、しかもおばけというところがすごい。

Le secret de Veronica voss(Fassbinder監督、1981年@カトルザ) 偶然知り合った女優の過去を、探偵気取りで調べ始める新聞記者。その妻はさしずめ『めまい』のバーバラ・ベル・ゲデスのような役回り。しかしサスペンスのお約束からすれば決して死んではな…

『La Blessure』(Nicolas Klotz監督、@カトルザ) 最後の場面、No man's landとでもいった趣の荒れ地を進むトラックの荷台に載せられた男が、ザンビアからヨーロッパへの旅程を語るシーンが素晴らしい。「持ち物を何から何まで肌身から離さなければならな…

『Mysterious Skin』(Gregg Araki監督、@カトルザ) 「トラウマもの」は基本的に好きになれないが俳優たちはよかった。

パリ。マチス展(@リュクサンブール美術館)。いまいち。 Million dollar baby(イーストウッド、@MK2バスティーユ) もう今年のベスト1ほぼ決まり。パリで買った本のメモ。 Giorgio Agamben, Profanations Imre Kertesz, Kaddish pour l'enfant qui ne n…

Before sunset(Richard Linklater監督、@カトルザ) ジュリー・デルピーなら目の中に入れても痛くない、という人以外は見てはいけない映画。

アメリカより帰国。La vie aquatique(Wes Andersen監督、@カトルザ) まだ前の作品が終わっていないというもぎりの兄ちゃんの言葉を信用して素直に外で待っていたら冒頭の5分ほどを見逃した。

『実録・阿部定』(田中登監督、1975年、@シネマトグラフ) まさかナントで阿部定とは。

『Le chateau ambulant』(宮崎駿監督、@カトルザ) 安易な結末。顔がみんな能面みたい。

『清作の妻』(増村保造監督、@カトルザ) 儒教とか能とか歌舞伎の影響をやたらと強調したがるつまらない講演にあきれて途中で出たけど、ちゃんと反論してくるんだった。『西鶴一代女』と対にしてみるべき作品。妾として得た1000円、そのうちの800円を貯金……

『L'un reste, l'autre part...』(Claude Berri監督、@ゴーモン) 好きな女優がアホな映画に出ていると苦労する。

『Mon ami Machuca』(Andres Wood監督、2004、@カトルザ) チリの映画。フィルムの質感というか、色がよかった。ビクトル・エリセのフィルムを思わせるような。1973年、ピノチェトによるクーデターの起きた激動のチリを、少年の視点から描く。この時代を正…

『Eternal sunshine of the spotless mind』(Michel Gondry監督、2004年、@カトルザ) 「テレラマ映画祭」。雑誌『テレラマ』を買うと少し前の話題作が3ユーロで見られる。見逃していた作品へ足を運ぶ。 舞台は現代。でも「記憶消去医」が繁盛している。…

『Salo ou les 120 jours de sodome』(Piero Paulo Pasolini監督、1976年、@カトルザ) パゾリーニの旧作がやっていたので観に行く。今まで怖くて見れなかった作品。糞尿の表象について考えさせられる。アートの世界ではピエロ・マンゾーニの「Artist's sh…

『Tu marcheras sur l'eau』(Eytan Fox監督、イスラエル、2003、@カトルザ) 昨日のアモス・ギタイもそうだが、なぜかこのところイスラエル映画がよくかかっている。ギタイの新作は本国では2週間で上映打ち切り、批評も興行成績もさんざんだったらしいが…

『Terre promise』(Amos Gitai監督、@カトルザ) 90分。でも「これで終わり??」と思うくらい短く感じる。6、70分という印象。なんにせよ短いことはよいことだ。だが後半はまだ未完成なのではないかとすら思ってしまった。ハンナ・シグラをはじめと…

『A l'ouest des rails - Rouille I』(Wang Bing監督、@シネマトグラフ) ワン・ビン監督の9時間におよぶドキュメンタリーの第一部。タルコフスキーの映画に出てきそうな、中国の巨大な冶金工場の労働者たち。悪くはなかったけれどその後大きな展開も起こ…

パリより帰宅。とりあえずパリで見た映画だけ、メモ。 『Alexandre』(オリヴァー・ストーン監督、2003年) 『Whisky』(Pablo Stoll, Juan Pablo Rebella監督、2003年) オリヴァー・ストーンの『アレクサンダー大王』はヨーロッパ資本だったのが意外だった…

『Une visite au Louvre』(Straub & Huillet監督、2004年、@シネマトグラフ) ルプチャンスキーとかレナート・ベルタとか、撮影監督たちの名前がなぜか並ぶクレジット。ほとんど同じ映画が2回つづけて上映されるという体験は、入れ替えのない古い映画館で…

『Rois et reine』(Arnaud Desplechin監督、2004年、@カトルザ) 今年最初に観たのはデプレシャンの新作。2時間半以上、退屈はせずに観れたが、勝手にしてくれ、という感じ。逆に言えばこれだけ私的な題材でここまで引き込ませるのだからすごいとも言える…