2004-01-01から1年間の記事一覧

今日は映画に行く時間がなく、年末でもあるので、今年のベスト5を(順不同)。『珈琲時光』(ホウ・シャオシェン監督) 『Les temps qui changent』(アンドレ・テシネ監督) 『Mensonges et trahisons』(ロラン・ティラール監督) 『ターミナル』(スティ…

ベルイマンの『叫びとささやき』(1973)をDVDで。ルモンドのキャンペーンでついていたおまけのDVD。普通に再生したらフランス語吹き替えだったが、「まあおまけだから……」と思いそのまま観てしまったけれど、あとでよくみたらちゃんと字幕版も入ってい…

『MON TRESOR』(Keren Yedaya監督、2003年、@カトルザ) フランス資本の入ったイスラエル映画。ジャンキー化した母をひとりで支えるけなげな娘、という題材だけで、ダルデンヌ兄弟の傑作『ロゼッタ』を思い出したりしてはいけない。稚拙な脚本を、ドキュメ…

『Les temps qui changent』(Andre TECHINE監督、2004年、@カトルザ) 前作『LES EGARES』には少々物足りなさを感じたが、テシネのこの新作はなかなかよかった。ドヌーヴよりもジェラール・ドパルデューがかなりよい。初恋の女性を30年間思い続ける男とい…

『バッド・サンタ』(Terry Zwigoff監督、2003年。@カトルザ) 『ゴースト・ワールド』の監督ということで観に行ったが、いまいち。できの悪いコーエン兄弟になってしまった。まあ前作もそのきらいがなきにしもあらずだったが。TF1でやっていた『La boum』…

Reveillonから一夜明けてノエルの今日は町中ひっそり。ディディ=ユベルマンの翻訳がはかどらず、関連書をつらつらと飛ばし読み。Marc AUGE, "Non-Lieux" Seuil, 1992. ハンス・ベルティングの『イメージの人類学のために』で、西洋を対象にした人類学の代表…

『Peau d'ane』(ジャック・ドゥミ監督、1970年、@シネマトグラフ) ナント出身のジャック・ドゥミだが、この街でも驚くほど認知度が低いのが残念。カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・マレー、デルフィーヌ・セイリグ他豪華キャストで描かれる絢爛なお伽話。可…

『Le journal d'une femme de chambre』(ルイス・ブニュエル監督、1964年。@シネマトグラフ) ジャンヌ・モロー特集。ブニュエルにしてはおとなしめの映画。老父の靴フェチや妻が洗面所で配合する奇妙な薬品などの細部が、いまひとつ切れ味に欠ける。毎日…

シテ・ド・コングレ前にできた新しいブラッスリー、Felixで食事。サーモンの前菜と牛のテールのメイン。まあまあおいしかったけど最初に付け出しで出てきたニシンのマリネが一番おいしかったかも。

『鬼火 Fou follet』(ルイ・マル監督、1963年。@シネマトグラフ) ジャンヌ・モロー特集の一環だったのにジャンヌ・モローは一瞬しかでてこなかった。アル中から立ち直って、かつて浮名を流したパリ左岸に再び繰り出したアラン(Maurice Ronet)が、旧友の…

『Saraband』(イングマール・ベルイマン監督、@カトルザ) ベルイマンの新作。カトルザにて。