"Lemming", Dominik Moll, @Katorza
カンヌのオープニングで上映されて以来いい評判をほとんど聞かなかったので観に行くのが遅れてしまったが、これがかなりよかった。強いて欠点を挙げれば、シャルロット・ランプリングの見た目の怖さに頼りすぎて、彼女がアンドレ・デュソリエ(素晴らしい)に対して「化けて出る」ほどの恨みをどのように募らせていったのかの説明が不足気味だったところか。でもB級的ユーモア(ロラン・リュカスがハムスターに襲われてもだえ苦しむシーンは最高)もほどよく効いていて、今年のベスト5に入る作品であることは間違いなさそう。